2011.04.14 Thursday
パリ・ユネスコ本部国際会議場での東日本大震災チャリティー演奏会
3月11日の朝、パリに住む私はいつものようにパソコンのスイッチを入れ、フェースブックのニュースフィードページにログイン。
そうしたら・・
東京在住の弟も、大阪在住の妹も、一様に
「大きな地震があった。ものすごく揺れた。怖い。」
とコメントしているではありませんか!!
びっくりしてすぐに大阪の実家に電話をかけてみましたが、つながりません。。。
東京・恵比寿の高層ビルの上階で働いている弟が
「停電のためビルのエレベーターが全ストップ。とりあえず歩いて地上まで避難した。」
「電車が全部止まっていて鎌倉の自宅まで帰れそうにない。」
「家族と電話連絡取りたいのに、全くつながらない。」
などと、携帯電話を使ってフェースブック上に次々とコメント。
「落ち着いて。あまり動かないように。」
などとこちらからもコメントを入れつつ、慌ててネット上でニュースを検索。NHKのテレビニュースを見つけ、そこでようやく日本に何が起こったかを理解しました。
それから2日間というもの、私はパソコン画面の前を片時も離れず、次々に祖国から入ってくる悲しいニュースや、想像を絶する惨い映像に心身共に打ちひしがれておりました。。。
2日目の晩になり、突然
「やらなければならない。私は何かをやらなければ!音楽家の私ができることは何だろう?」
と、腹の底からの衝動が湧き、とりあえずチャリティー演奏会が開けそうな会場探しを1人でトライ。
ほどなく、私の友人の日本人音楽家達も同じ意思を持っているとわかり、それならば!と、仲間達で「東日本大震災チャリティーコンサート実行委員会」を発足。室内楽とオーケストラの演奏会を並行して企画・準備開始する運びとなりました。
室内楽コンサートは、最終的には3月に3回、4月に4回行う事となり、会場探し、参加者募集、プログラム印刷、広報など、実行委員それぞれが寝る間も惜しんでの準備の日々が続きました。それぞれが帰宅した後も、ネット上での「実行委員スカイプ会議」が深夜まで延々と続く、そんな毎日。
私はもう学校を卒業した身ですが、実行委員の多くは、実は学生さん。みんなそれぞれ授業やら試験やら、あるだろうに・・・と、心配しながらの日々でした(笑)。
オーガニゼーションに関しては全くの素人。手探り状態に近い私達ですが、熱意を理解し、手を差し伸べて下さる方も沢山現れました。
室内楽演奏会の会場を提供して下さった、パリ国立高等音楽院、聖メリ教会、聖ルーテル・トリニテ教会、ハープ製作会社カマック社、日仏文化センター、パリ17区役所、パリ日本文化会館のみなさま、、、、
出演を希望して下さった、総勢100人以上にものぼる音楽家のみなさん、、、、
広報と義援金管理を引き受けてくださったボランティア団体JAPONAIDEのみなさん、、、、
様々な方のご協力で、4月13日現在までに、室内楽演奏会で得た義援金の総計は5000ユーロ以上となっております。
演奏会に参加・ご協力頂いたみなさま、そしてご来場いただいたみなさまに、深く!深く!感謝いたします。
そして、この一連の室内楽演奏会企画と並行して、、、、
オーケストラ演奏会の準備が着々と進みました。。。
実行委員会副委員長である松宮圭太くんの提案で、ユネスコ・パリ本部国際会議場に会場提供を打診する事に。
松宮くんの作成した企画書を携えてのユネスコでの話し合い。
いろいろあった後に、結局我々の熱意に共感して下さったユネスコ職員組合および、一部の職員の方々の御厚意で、会場費を無料にしていただけることとなりました。
とはいうものの、、、
演奏者側の都合でどうしても週末に公演せざるを得ないのだけれど、ユネスコは週末は閉館。公演のための休日出勤の職員および会場の技術師への人件費を払わなければなりません。
それに、通常のコンサートホールではありませんから、譜面台・打楽器・ハープなどの搬入・運搬費用、そして演奏する作品のパート譜賃貸料、著作権料などもかかります。
一体こんな費用がどこから出てくるのか???演奏会を行ったところで、経費を払うだけで精一杯で、義援金などは一銭も残らないんじゃないのか?
しばらく胃の痛い日々が続きました。。。。。
ところが!!
企画書に目を通した日仏笹川財団が
「経費をカバーできるだけの額を援助しますので、演奏会で集まった義援金は全てそのまま日本に送ってください。」
と申し出てくださいました。
そんなこんなしている間にも、、、、
プログラムの選定、それに伴うソリストの決定、オーケストラ参加希望者の募集、参加者のメーリングリスト作成、リハーサル日程の決定、リハーサル場所の予約、楽譜の発注、著作権協会への申請、広報、ポスター・チラシのデザイン、オンライン予約の設定、合唱団員の募集、合唱用編曲の依頼、などなど、、、、
詳細がどんどん具体化してゆき・・・
1365人収容のホールのオンライン予約数が、演奏会2日前にはとうとう1300人を突破。消防法にひっかかるといけないので、慌てて予約を終了するという事態に!!
演奏会前日に、ようやく!最初で最後の(笑)オーケストラ・リハーサル。
結局インターネットの呼びかけや口コミ、知り合いのつてを通じて集まった音楽家達は、、、
学生、アマチュアの方はもちろん、フランス有数のオーケストラの奏者達から、なんと!ロンドン交響楽団のコンサートマスターさんにいたるまで総勢70余名。
プラス、合唱で参加してくださるプロの声楽家40名。
総じて110名以上にも上る大所帯となりました!!!!
そこに、ピアニストの萩原麻未さんも加わり・・・
3時間のリハーサルで無理やり3曲を練習(滝汗)。
結局参加者全員で演奏できたのは、本番のみ、という、ものすごい状況下でのコンサート、だったわけです(笑)。
それなのに、みなさん、メッチャ!一生懸命についてきて下さいました!!!
演奏の技術レベルとか、奥行きのないステージに無理やり詰め込まれたようなオケの方々の悪条件であるとか・・・そんな事を一切凌駕した熱〜い演奏だったのですよ!!!!!!
武満徹 弦楽のためのレクイエム
ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調 (ソリスト 萩原麻未)
ドボルザーク 交響曲第9番 「新世界より」
プログラムを演奏し終えた後、アンコールとして、合唱隊のリードのもと「さくら」「ふるさと」の2つの日本唱歌を会場のみなさんと大合唱。
「ふるさと」の歌詞をくちずさみながら、不覚にも私は指揮台の上で泣いてしまいました。
見れば、会場の皆さんの中にも涙を拭いておられる方々がいらっしゃる。
振り返れば、オケの中にも涙ぐんでる方々が!!
それを見て余計に涙が溢れて、どうしようもありませんでした。
被災された東北のみなさんに、一日でも早く「山は青きふるさと」「水は清きふるさと」が戻ってくることを願わずにはいられません。その想いはきっと会場にいた全ての方々も共有されたのではないかと思います。
結局この日集まった義援金は、総額にして日本円で約260万円となりました。
このお金は日本ユネスコ協会を通じて、被災地の教育施設再建に利用されるそうです。
参加者のみなさま、ご協力いただいたみなさま、ご来場いただいたみなさま、そして熱い思いを共有させていただいた全てのみなさま、、、、ありがとうございました!!!!!!
「東日本大震災チャリティーコンサート実行委員会」の活動は、まだまだ続行中です。
今日も次なる演奏会の打ち合わせをしてきたところ。明日は室内楽演奏会が開催されます。
東北のみなさんに、少しでも私達の想いが届きますように。私達のエールが届きますように。それを願いながらの毎日です。
フランスからも沢山の方々が日本を想っていますよ!







最後に、ユネスコの演奏会に参加された全ての方々のお名前を記しておきますね。
チャリティー演奏会実行委員
Keita Matsumiya
Ryo Dainobu
Hiromi Watanabe
Tomomi Hirano
Yumiko Yokoi
Tokiko Hosoya
Naoki Sakata
Akino Kamiya
Chinatsu Saito
実行委員ホームページ://csjparis.org/
JAPONAIDE合唱団
ソプラノ
Chinatsu Saito, Shoko Kumada, Valentine Martinez, Ayako Inagaki, Noriko Urata, Sayaka Niikura, Noriko Yakushiji, Ivana Ivanovic, Julie Cherrier, Mayuko Yasuda, Shigeko Hata,
Yoko Takeuchi, Sayuri Araida,Yumiko Yamanaka, Akiko Konno,
アルト
Rika Hinata, Maho Ueno, Mari Sano, Aki Shirane, Mari Kobayashi, Yuka Toyoshima, Akie Kakehi, Ayako Kosaka, Marianne Junko Bélijar, Asayo Otsuka*,Naoko Sunahata*, Anne Rodier*, Paola Munari*, Marie Claude Patout,
テノール
Hervé Cassagnabère(Contre Ténor), Hiroshi Azumi, Vincent de Veyrac
バス
Takeharu Tanaka, Yusuke Harada, Yuqun Zheng, Setsu Ishiguro, Richard Tronc, Jan Stümke,Philippe Parisotto, Robert Jezierski,
Japonaide実行委員
Shiori Saito
Emi Hirasawa
Kyo Ichida
Ko Oda
Fumiko Ichida
Tomohiro Maeda
Utaco Ichise
Rinko Tanaka
Nobuyoshi Asai
Hanae Uwajima
Monami Yamashita
Shu Okuno
Ikumi Koyama
Nanako Ishizuka
Yukari Miyamoto
Takahiro Shimizu
技術スタッフ
Laurent Lafosse
Guillaume Chaumard
Pedro Caetano
Augustin Muller
Thibaut Maillard
Marie Delorme
Elsa Desjardins
Ken Yoshida
Yoann Legruiec
Nathalie Lai
Isabelle=Isana Takino
Taiki Matsumoto
Jean-Michel Kim
Baptiste François
Makiko Yamaguchi
Asagi Itoh
Hiroe Yasui
Haruka Inoue
Megumi Toda
Kana Okada
Jun Saotome
会場スタッフ
Junko Shimai Pouyau
Esteban Mujica
Misato Hanawa
Ayumi Hattori
Mai Fukui
Kei Tojo
Nao Morimoto
Yuko SASAI
広報
Sophie Flusin
Magali Noël
ユネスコ職員
Akio Arata
Julie Saito
Jun Morohashi
Mari Yatsunaga
Junko Okahashi
ソロ・ピアニスト
Mami Hagiwara
オーケストラ団員
第一ヴァイオリン
Saori Furukawa (concert mistress)
Gordan Nikolic
HEBER Noelle
Hisa Ohashi
Rika Musashi
Pierre Martel
Lise Martel
Yoko Mano
Junko Senzaki
David Haroutunian
Asami Costantini
Kyungwon Baik
Michiko Yamada
Keisuke Tsushima
第二ヴァイオリン
Yuki Tsuji(首席)
Aya Kono(kawano)
Anton Hanson
Naomi Iikawa
Claire Salesse
Julie Gehan Rodriguez
Izumi Inoue
Eun-Hee Jo
Laurent Chatel
Aya Hasegawa
Kouichi Morishita
ヴィオラ
Noriko Inoue(首席)
Kei Tojo
Chiai Yajima
Hana Goto
Anne-sandrine Duchène
Mai Yoneda
Martin Rodriguez
Rémi Brey
Elsa Balas
Paul Dat
Laurent Camatte
チェロ
Tomomi Hirano(首席)
Michèle Pierre
Celine Flamen
Paul Colomb
Marianne Dumas
Jesús Rafael Diaz Léon
Vincent Catulescu
コントラバス
Sakiko Tanaka(首席)
Esther Brayer
Nicolas Crosse
Philippe Noharet
Nicolas Charron
Lopez Mathias
フルート
Mihi Kim
Yua Souverbie
オーボエ
Keiko Inoue
Jun Saotome
Rémi Grouiller (Cor anglais)
クラリネット
Jérôme Comte
Akina Yoshino
ファゴット
Jean-François Duquesnoy
Thomas Rio
ホルン
Grégory Sarrazin
Yukiyo Ueki
Kostia Bourreau
Kurumi Kudo
Stéphane Bridoux
トランペット
Laurent Dupéré
Takuma Sakamoto
Leclerc Sylvain
トロンボーン
Lucas Perruchon
Mai Sasaki
Alain Rigollet
チューバ
Atsutaro Mizunaka
打楽器
Kensuke Momoi
Akino Kamiya
Pierre-Olivier Schmitt
Florian Cauquil
Adrien Perruchon
ハープ
Rino Kageyama
そうしたら・・
東京在住の弟も、大阪在住の妹も、一様に
「大きな地震があった。ものすごく揺れた。怖い。」
とコメントしているではありませんか!!
びっくりしてすぐに大阪の実家に電話をかけてみましたが、つながりません。。。
東京・恵比寿の高層ビルの上階で働いている弟が
「停電のためビルのエレベーターが全ストップ。とりあえず歩いて地上まで避難した。」
「電車が全部止まっていて鎌倉の自宅まで帰れそうにない。」
「家族と電話連絡取りたいのに、全くつながらない。」
などと、携帯電話を使ってフェースブック上に次々とコメント。
「落ち着いて。あまり動かないように。」
などとこちらからもコメントを入れつつ、慌ててネット上でニュースを検索。NHKのテレビニュースを見つけ、そこでようやく日本に何が起こったかを理解しました。
それから2日間というもの、私はパソコン画面の前を片時も離れず、次々に祖国から入ってくる悲しいニュースや、想像を絶する惨い映像に心身共に打ちひしがれておりました。。。
2日目の晩になり、突然
「やらなければならない。私は何かをやらなければ!音楽家の私ができることは何だろう?」
と、腹の底からの衝動が湧き、とりあえずチャリティー演奏会が開けそうな会場探しを1人でトライ。
ほどなく、私の友人の日本人音楽家達も同じ意思を持っているとわかり、それならば!と、仲間達で「東日本大震災チャリティーコンサート実行委員会」を発足。室内楽とオーケストラの演奏会を並行して企画・準備開始する運びとなりました。
室内楽コンサートは、最終的には3月に3回、4月に4回行う事となり、会場探し、参加者募集、プログラム印刷、広報など、実行委員それぞれが寝る間も惜しんでの準備の日々が続きました。それぞれが帰宅した後も、ネット上での「実行委員スカイプ会議」が深夜まで延々と続く、そんな毎日。
私はもう学校を卒業した身ですが、実行委員の多くは、実は学生さん。みんなそれぞれ授業やら試験やら、あるだろうに・・・と、心配しながらの日々でした(笑)。
オーガニゼーションに関しては全くの素人。手探り状態に近い私達ですが、熱意を理解し、手を差し伸べて下さる方も沢山現れました。
室内楽演奏会の会場を提供して下さった、パリ国立高等音楽院、聖メリ教会、聖ルーテル・トリニテ教会、ハープ製作会社カマック社、日仏文化センター、パリ17区役所、パリ日本文化会館のみなさま、、、、
出演を希望して下さった、総勢100人以上にものぼる音楽家のみなさん、、、、
広報と義援金管理を引き受けてくださったボランティア団体JAPONAIDEのみなさん、、、、
様々な方のご協力で、4月13日現在までに、室内楽演奏会で得た義援金の総計は5000ユーロ以上となっております。
演奏会に参加・ご協力頂いたみなさま、そしてご来場いただいたみなさまに、深く!深く!感謝いたします。
そして、この一連の室内楽演奏会企画と並行して、、、、
オーケストラ演奏会の準備が着々と進みました。。。
実行委員会副委員長である松宮圭太くんの提案で、ユネスコ・パリ本部国際会議場に会場提供を打診する事に。
松宮くんの作成した企画書を携えてのユネスコでの話し合い。
いろいろあった後に、結局我々の熱意に共感して下さったユネスコ職員組合および、一部の職員の方々の御厚意で、会場費を無料にしていただけることとなりました。
とはいうものの、、、
演奏者側の都合でどうしても週末に公演せざるを得ないのだけれど、ユネスコは週末は閉館。公演のための休日出勤の職員および会場の技術師への人件費を払わなければなりません。
それに、通常のコンサートホールではありませんから、譜面台・打楽器・ハープなどの搬入・運搬費用、そして演奏する作品のパート譜賃貸料、著作権料などもかかります。
一体こんな費用がどこから出てくるのか???演奏会を行ったところで、経費を払うだけで精一杯で、義援金などは一銭も残らないんじゃないのか?
しばらく胃の痛い日々が続きました。。。。。
ところが!!
企画書に目を通した日仏笹川財団が
「経費をカバーできるだけの額を援助しますので、演奏会で集まった義援金は全てそのまま日本に送ってください。」
と申し出てくださいました。
そんなこんなしている間にも、、、、
プログラムの選定、それに伴うソリストの決定、オーケストラ参加希望者の募集、参加者のメーリングリスト作成、リハーサル日程の決定、リハーサル場所の予約、楽譜の発注、著作権協会への申請、広報、ポスター・チラシのデザイン、オンライン予約の設定、合唱団員の募集、合唱用編曲の依頼、などなど、、、、
詳細がどんどん具体化してゆき・・・
1365人収容のホールのオンライン予約数が、演奏会2日前にはとうとう1300人を突破。消防法にひっかかるといけないので、慌てて予約を終了するという事態に!!
演奏会前日に、ようやく!最初で最後の(笑)オーケストラ・リハーサル。
結局インターネットの呼びかけや口コミ、知り合いのつてを通じて集まった音楽家達は、、、
学生、アマチュアの方はもちろん、フランス有数のオーケストラの奏者達から、なんと!ロンドン交響楽団のコンサートマスターさんにいたるまで総勢70余名。
プラス、合唱で参加してくださるプロの声楽家40名。
総じて110名以上にも上る大所帯となりました!!!!
そこに、ピアニストの萩原麻未さんも加わり・・・
3時間のリハーサルで無理やり3曲を練習(滝汗)。
結局参加者全員で演奏できたのは、本番のみ、という、ものすごい状況下でのコンサート、だったわけです(笑)。
それなのに、みなさん、メッチャ!一生懸命についてきて下さいました!!!
演奏の技術レベルとか、奥行きのないステージに無理やり詰め込まれたようなオケの方々の悪条件であるとか・・・そんな事を一切凌駕した熱〜い演奏だったのですよ!!!!!!
武満徹 弦楽のためのレクイエム
ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調 (ソリスト 萩原麻未)
ドボルザーク 交響曲第9番 「新世界より」
プログラムを演奏し終えた後、アンコールとして、合唱隊のリードのもと「さくら」「ふるさと」の2つの日本唱歌を会場のみなさんと大合唱。
「ふるさと」の歌詞をくちずさみながら、不覚にも私は指揮台の上で泣いてしまいました。
見れば、会場の皆さんの中にも涙を拭いておられる方々がいらっしゃる。
振り返れば、オケの中にも涙ぐんでる方々が!!
それを見て余計に涙が溢れて、どうしようもありませんでした。
被災された東北のみなさんに、一日でも早く「山は青きふるさと」「水は清きふるさと」が戻ってくることを願わずにはいられません。その想いはきっと会場にいた全ての方々も共有されたのではないかと思います。
結局この日集まった義援金は、総額にして日本円で約260万円となりました。
このお金は日本ユネスコ協会を通じて、被災地の教育施設再建に利用されるそうです。
参加者のみなさま、ご協力いただいたみなさま、ご来場いただいたみなさま、そして熱い思いを共有させていただいた全てのみなさま、、、、ありがとうございました!!!!!!
「東日本大震災チャリティーコンサート実行委員会」の活動は、まだまだ続行中です。
今日も次なる演奏会の打ち合わせをしてきたところ。明日は室内楽演奏会が開催されます。
東北のみなさんに、少しでも私達の想いが届きますように。私達のエールが届きますように。それを願いながらの毎日です。
フランスからも沢山の方々が日本を想っていますよ!







最後に、ユネスコの演奏会に参加された全ての方々のお名前を記しておきますね。
チャリティー演奏会実行委員
Keita Matsumiya
Ryo Dainobu
Hiromi Watanabe
Tomomi Hirano
Yumiko Yokoi
Tokiko Hosoya
Naoki Sakata
Akino Kamiya
Chinatsu Saito
実行委員ホームページ://csjparis.org/
JAPONAIDE合唱団
ソプラノ
Chinatsu Saito, Shoko Kumada, Valentine Martinez, Ayako Inagaki, Noriko Urata, Sayaka Niikura, Noriko Yakushiji, Ivana Ivanovic, Julie Cherrier, Mayuko Yasuda, Shigeko Hata,
Yoko Takeuchi, Sayuri Araida,Yumiko Yamanaka, Akiko Konno,
アルト
Rika Hinata, Maho Ueno, Mari Sano, Aki Shirane, Mari Kobayashi, Yuka Toyoshima, Akie Kakehi, Ayako Kosaka, Marianne Junko Bélijar, Asayo Otsuka*,Naoko Sunahata*, Anne Rodier*, Paola Munari*, Marie Claude Patout,
テノール
Hervé Cassagnabère(Contre Ténor), Hiroshi Azumi, Vincent de Veyrac
バス
Takeharu Tanaka, Yusuke Harada, Yuqun Zheng, Setsu Ishiguro, Richard Tronc, Jan Stümke,Philippe Parisotto, Robert Jezierski,
Japonaide実行委員
Shiori Saito
Emi Hirasawa
Kyo Ichida
Ko Oda
Fumiko Ichida
Tomohiro Maeda
Utaco Ichise
Rinko Tanaka
Nobuyoshi Asai
Hanae Uwajima
Monami Yamashita
Shu Okuno
Ikumi Koyama
Nanako Ishizuka
Yukari Miyamoto
Takahiro Shimizu
技術スタッフ
Laurent Lafosse
Guillaume Chaumard
Pedro Caetano
Augustin Muller
Thibaut Maillard
Marie Delorme
Elsa Desjardins
Ken Yoshida
Yoann Legruiec
Nathalie Lai
Isabelle=Isana Takino
Taiki Matsumoto
Jean-Michel Kim
Baptiste François
Makiko Yamaguchi
Asagi Itoh
Hiroe Yasui
Haruka Inoue
Megumi Toda
Kana Okada
Jun Saotome
会場スタッフ
Junko Shimai Pouyau
Esteban Mujica
Misato Hanawa
Ayumi Hattori
Mai Fukui
Kei Tojo
Nao Morimoto
Yuko SASAI
広報
Sophie Flusin
Magali Noël
ユネスコ職員
Akio Arata
Julie Saito
Jun Morohashi
Mari Yatsunaga
Junko Okahashi
ソロ・ピアニスト
Mami Hagiwara
オーケストラ団員
第一ヴァイオリン
Saori Furukawa (concert mistress)
Gordan Nikolic
HEBER Noelle
Hisa Ohashi
Rika Musashi
Pierre Martel
Lise Martel
Yoko Mano
Junko Senzaki
David Haroutunian
Asami Costantini
Kyungwon Baik
Michiko Yamada
Keisuke Tsushima
第二ヴァイオリン
Yuki Tsuji(首席)
Aya Kono(kawano)
Anton Hanson
Naomi Iikawa
Claire Salesse
Julie Gehan Rodriguez
Izumi Inoue
Eun-Hee Jo
Laurent Chatel
Aya Hasegawa
Kouichi Morishita
ヴィオラ
Noriko Inoue(首席)
Kei Tojo
Chiai Yajima
Hana Goto
Anne-sandrine Duchène
Mai Yoneda
Martin Rodriguez
Rémi Brey
Elsa Balas
Paul Dat
Laurent Camatte
チェロ
Tomomi Hirano(首席)
Michèle Pierre
Celine Flamen
Paul Colomb
Marianne Dumas
Jesús Rafael Diaz Léon
Vincent Catulescu
コントラバス
Sakiko Tanaka(首席)
Esther Brayer
Nicolas Crosse
Philippe Noharet
Nicolas Charron
Lopez Mathias
フルート
Mihi Kim
Yua Souverbie
オーボエ
Keiko Inoue
Jun Saotome
Rémi Grouiller (Cor anglais)
クラリネット
Jérôme Comte
Akina Yoshino
ファゴット
Jean-François Duquesnoy
Thomas Rio
ホルン
Grégory Sarrazin
Yukiyo Ueki
Kostia Bourreau
Kurumi Kudo
Stéphane Bridoux
トランペット
Laurent Dupéré
Takuma Sakamoto
Leclerc Sylvain
トロンボーン
Lucas Perruchon
Mai Sasaki
Alain Rigollet
チューバ
Atsutaro Mizunaka
打楽器
Kensuke Momoi
Akino Kamiya
Pierre-Olivier Schmitt
Florian Cauquil
Adrien Perruchon
ハープ
Rino Kageyama
2010.10.15 Friday
現代社会においての指揮者の役割についての一考察
ミクシィに書いた日記をここにも転載いたします m(_ _)m
(ちなみに…ご存知ない方のために、、、私のミクシィ名は「アホーヤ・バカナコフ」です(笑))
たまには硬派な事も書きたくなるアホーヤです

世の中、何事もバランスが大事ですからね(超


ここ数ヶ月、仕事をしながら色々と考えていました。。。

あちこち旅をしながらの、様々なシチュエーションでの指揮経験もさることながら…
「ボクは(私は)将来指揮者になりたいと考えています。どうすればなれるのでしょうか?」
「ボクは(私は)指揮者です。でも仕事がありません。どうかアシスタントとして雇っていただけませんか?」
という多国籍メールを大量


「おおっ


と実感させられたこともあり…

「指揮者」という職業について自分なりに熟考していた次第。

そして…
1ヶ月半チューリッヒ歌劇場で仕事をしているうちに、
アホーヤなりの
「世の中が必要としている指揮者像

と
「西欧での伝統的な指揮者のあり方

そして
「両者のあいだの微妙なズレ

とでもいうべきものが、
ハッキリ


あくまでも、アホーヤの無い脳みそから出た意見で、しかも上手く説明できるかどうかわかりませんけど…とりあえず書きますね

指揮者に要求される素養・素質は、音楽性、人間性その他いろんな分野において、実に多岐にわたると思うのですが、、、

マルクス「資本論」

とうとうクラシック音楽界の中核にまで浸透しつつある「資本主義

お金


とりあえずは…
「広告塔


つまりは、、、
人目を引く存在であること


例えば…
・極端に若い


・人の関心を引くアイディアを沢山持っている

・スポンサーを見つけてくる力がある

などですね

お金が集まってくれば、会社は大繁盛

幹部も従業員も大喜び、というわけです

ようするに、、、
オーケストラも歌劇場も…
本質的に、一般企業と変わりなくなって来ている、と。

ところで…
「指揮者」という職が西欧でどうやって生まれたかというと…
もともとは、
宮廷音楽隊の「隊長」、だったわけですね

たいがい
コンサートマスター

か
チェンバロで通奏低音を弾きながらの「弾き振り」

という形が定番で…
「誰かが指揮台の上で(現在の形の)指揮棒を振る」
という制度が出来上がったのは…
中期ロマン派に入ってからになります。。。

前期ロマン派までは、
モーツァルトやベートーヴェンのように、、、
作曲家が自作を指揮(あるいは弾き振り)する、というのが定番だったようです

公式に…
世界で最初に誕生した、固定のコンサートホールに付随する民間オーケストラは、
ゲヴァントハウス管弦楽団

初代指揮者は…
作曲家でもあったフェリックス・メンデルスゾーン

ということになっています。。。
同時代に、ベルリオーズやリストも指揮者として活動を始めた。
ようするに、、、
作曲家が、自作以外の作品の指揮も手がけるようになった、と。
この後…
「作曲家が指揮も行う」
という伝統のほかに、
フランス圏では徐々に
「オーケストラのコンサートマスター、或いは首席チェロ奏者が、指揮もするようになる」
という伝統が、、、
ドイツ圏では
「歌劇場ピアニストが指揮者になる」
という伝統が培われるようになってきました。。。

この伝統は、我々の知っている歴代の巨匠…マーラー、シュトラウス、フルトフェングラー、トスカニーニ、クナッパーブッシュ、ベーム、カラヤン、ショルティ、ミュンシュ…などなどの存在においてもおわかりかと。

その後、、、
カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー、或いは…
バーンスタイン&ニューヨーク・フィルハーモニーの時代になって
「メディアを意識したクラシック音楽の在り方」
のようなものが考慮されるようになり…
この辺りから、指揮者像というものが大きく変わってきました。

この頃から聴衆も、指揮者に対して「聴く


現代社会では…
世界のたいがいのBクラス以上のオーケストラは、
誰もが知ってる交響曲のレパートリーは、
指揮者がいなくても通して演奏できる位のレベルに達しています

では、
オーケストラは指揮者に一体何を期待しているかというと、、、
Bクラスオケは
「とにかく事故なしで演奏可能ならそれでよい。おまけに、短時間のリハーサルで仕上げてくれる指揮者ならなお良い


Aクラスオケは
「この指揮者がどんな今までになかった解釈を示してくれるか。どんな魅力的なサウンドを我々から引き出してくれるか。音楽の海千山千である我々にどんな新鮮な感動をもたらしてくれるか


…まあ、大雑把に(あくまでも大雑把ですよ

こういうニーズに伴い…
いわゆる
「世界の指揮者のマーケティング・システム」
とでもいうべきものが現れました。

指揮者本人の資質云々、というよりは…
その背後のエージェントが色々と工作している、と。。。
中枢を握っているのは、
アメリカ在住のユダヤ系の方だと、まことしやかに囁かれておりますが…(真偽のほどは不明です

アホーヤは
「いよいよクラシック音楽の世界も、芸術性とは別の所で色んな事が動き始める時代になってしまったのかなぁ〜…

と、悲しい気持ちでいたのですが。。。。
チューリッヒ歌劇場で知り合ったコレペティ(歌劇場ピアニスト)のサラちゃん

先日彼女と色々話をした時に…
「私はチューリッヒ歌劇場に来る前は、ベルリン・コーミッシェ・オーパーで働いていました。今までに色んな指揮者と共に仕事をしたけれど、、、
自分の指揮するオペラの全パートをちゃんと歌える指揮者というのは、実はあまりいない。我々にとって、自分達よりもスコアを知っていない指揮者に「指揮される」事ほど苦痛な事はないのです

「例えばネッロ・サンティは…自分の指揮するオペラのスコアを完全に暗譜していて、しかも全パートを歌えます。これが本来のオペラ指揮者の在り方だと思うのです

「私の経験から言うと、世界的に名を知られている指揮者が、必ずしも真に実力のある指揮者とは限りません。それほど有名でなくとも、我々が心から信頼できる、力のある指揮者というのはいます

これと全く同じ事を…
今回一緒に仕事した演出家も言っていた

彼らの意見を聞いて、ホッとしたというか…
腑に落ちたアホーヤです


先日ダルバヴィ先生と話した時に、
「いやぁ〜…ボクはプロの指揮者ではないけれど、時々オーケストラの演奏会を指揮する機会があるのね。でも、有名なレパートリーとかだと、最初のキューだけ出せば、あとはオーケストラが勝手に演奏してくれるんだよ。。。
ところが今回生まれて初めてオペラを指揮してみたら…オペラというのは、その場になってみないと何が起こるかわからないし、演出とのタイミングや、歌手の呼吸や、色んな事を考えながら全部コントロールしなきゃいけない「本当の司令塔」なんだねぇ


と、しみじみ語っていました

まあ、敢えて例えて言うならば…
オーケストラを指揮するのと
オペラを指揮するのでは
オートマ車を運転するのと
マニュアル車を運転するのとの違い、のようなものがあるのかなぁ。。。

まあ、、、
アホーヤ、個人的には
ドイツ圏でいまだに脈々と受け継がれている「歌劇場指揮者養成システム」を目の当たりにしたこと
と、
そういう養成期間を経てプロの指揮者になった人が、その芸術性と職人技を、同業者にも聴衆にも正当に評価されている場所がちゃんとある、
とわかったことで、
何だか安心しました

今まで以上にふんどしの紐を硬く


アホーヤのところに「指揮者になりたい」とメールを送ってくる若者達は、
一体指揮者のどういう側面を見て、そう欲しているのだろうか


メールの文面を見ていて時々心配になります

まだまだ「

「自分には何としても表現しなければならないことがあるんだ


という、自己顕示欲や名誉欲を凌駕した、高い芸術性の持ち主の指揮者が今後現れて、クラシック音楽界を精神的に豊かにしてくれることを願ってやみません

しかしながら…
こうやってインターネットを通じて、物理的に簡単には会えない、あるいは実際に会った事のない人達と簡単にコミュニケートできる、、、
そんな時代になったんですよね。。。

アホーヤはどうしてこんなに「マニュアル派」なんだろう??

ま、いいや

自戒も込めて…

たまにはマジな日記を書いてみました

頑張ろうっと

2010.10.14 Thursday
お久しぶりです!!
ホームページを開設していただきながら、多忙のため更新がすっかり遅れております。。。
とりあえずはブログの更新から!!
みなさま、すっかり秋らしくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
聞く所によると…日本は暑いそうですねぇ〜。
私はおかげさまでピンピンしておりますですよ!!!
前回ブログを書いたのが、、、、
確か今年の初めあたりでしたね(滝汗)
あれからずい分いろんな事がありました、そういえば。
3月から5月にかけては、フランス東部、ストラスブール歌劇場にて、ヴェルディの歌劇「マクベス」の副指揮を担当。
その後6月には、ご縁があって、主にオペラ歌手をサポートしているフランスの音楽事務所Thérère Cédelleさんに今後お世話になる事が決まりました。
6月の中旬から8月中旬にかけては、日本と韓国を行ったり来たりの日々。
韓国のオーケストラを初めて指揮する幸運にも恵まれ…
済州島でのヴァカンスを楽しんだりもして…(笑)
8月下旬からつい先日までは、スイスのチューリッヒにおりました。
(あっこれはチューリップか!(笑))
チューリッヒ歌劇場で、フランス人作曲家マルク=アンドレ・ダルバヴィの新作オペラ初演の副指揮を担当。これまた色んな意味で実り豊かな体験となりました!!
オフ日には、リギ山やティトリス山などの中央アルプスの山に登ったり…
湖を船でクルーズしてみたり…
ヤギの乳、ぢゃなかった…ミルク(笑)を飲んでみたり、、、
なかなかワイルドな日々でした(笑)。
素晴らしい人達との出会いや、ファンタスティックな音楽体験や、分かち合った感動や、目に焼きついた光景や、、、、、、
あまりにいろいろあり過ぎて、結局ここには最低限の箇条書きしかできない自分に気が付いた(苦笑)。
これからはもっと頻繁に日常のささいな事や、抱いた思いなどを、忘れないうちに&書ききれなくなる前に、記していきますね。
反省
!!
それにしても…
今日のパリは快晴
太陽の光に照らされると、俄然元気になる私。
そうそう、、、、
今日はこれから、8年間勤めたパリ国立高等音楽院に辞表を提出しに行くんですよ〜〜。。。
とはいえ、、、
明日には再びパリ音楽院に戻って、作曲科のセンセイ達との会議に出席するんですけどね。
でもって…
今月の24日には自分のアンサンブルを引き連れて、スペインに演奏旅行で〜す!!
楽しみだなぁ(笑)
ま、こんな感じの日々であります!
ではまた近いうちに!!!
みなさまも、お身体に気をつけて、良い秋の日々をお過ごしくださいね!
阿部加奈子

とりあえずはブログの更新から!!

みなさま、すっかり秋らしくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?

聞く所によると…日本は暑いそうですねぇ〜。

私はおかげさまでピンピンしておりますですよ!!!

前回ブログを書いたのが、、、、
確か今年の初めあたりでしたね(滝汗)

あれからずい分いろんな事がありました、そういえば。
3月から5月にかけては、フランス東部、ストラスブール歌劇場にて、ヴェルディの歌劇「マクベス」の副指揮を担当。

その後6月には、ご縁があって、主にオペラ歌手をサポートしているフランスの音楽事務所Thérère Cédelleさんに今後お世話になる事が決まりました。

6月の中旬から8月中旬にかけては、日本と韓国を行ったり来たりの日々。

韓国のオーケストラを初めて指揮する幸運にも恵まれ…
済州島でのヴァカンスを楽しんだりもして…(笑)
8月下旬からつい先日までは、スイスのチューリッヒにおりました。

チューリッヒ歌劇場で、フランス人作曲家マルク=アンドレ・ダルバヴィの新作オペラ初演の副指揮を担当。これまた色んな意味で実り豊かな体験となりました!!

オフ日には、リギ山やティトリス山などの中央アルプスの山に登ったり…

湖を船でクルーズしてみたり…

ヤギの乳、ぢゃなかった…ミルク(笑)を飲んでみたり、、、

なかなかワイルドな日々でした(笑)。
素晴らしい人達との出会いや、ファンタスティックな音楽体験や、分かち合った感動や、目に焼きついた光景や、、、、、、
あまりにいろいろあり過ぎて、結局ここには最低限の箇条書きしかできない自分に気が付いた(苦笑)。

これからはもっと頻繁に日常のささいな事や、抱いた思いなどを、忘れないうちに&書ききれなくなる前に、記していきますね。


それにしても…
今日のパリは快晴

太陽の光に照らされると、俄然元気になる私。

そうそう、、、、
今日はこれから、8年間勤めたパリ国立高等音楽院に辞表を提出しに行くんですよ〜〜。。。

とはいえ、、、
明日には再びパリ音楽院に戻って、作曲科のセンセイ達との会議に出席するんですけどね。

でもって…
今月の24日には自分のアンサンブルを引き連れて、スペインに演奏旅行で〜す!!

楽しみだなぁ(笑)
ま、こんな感じの日々であります!
ではまた近いうちに!!!
みなさまも、お身体に気をつけて、良い秋の日々をお過ごしくださいね!

阿部加奈子
2010.03.25 Thursday
初ブログです〜〜!!
みなさん、こんにちは
アホーヤ・バカナコフこと阿部加奈子です
2月に弟に開設してもらったまま放ったらかしやった「あほーや日記」のブログサイト、、、、
ぼちぼち書き始めようかと思いますねん
えーと…
何から書いてエエのかようわかりませんけど、、、
とりあえず、、、
みなさん、よろしく〜〜〜!!(笑)

目下アホーヤは、フランスとドイツの国境にあるストラスブール、ゆう街の歌劇場で「マクベス」というヴェルディのオペラを稽古中です。。。
次からは、オペラの練習風景のいろいろなど、書いていこうかと思います
明日の朝早いんで、今日はもう寝ますわぁ〜(笑)
取り急ぎ、ご挨拶まで、でしたぁ

アホーヤ・バカナコフこと阿部加奈子です

2月に弟に開設してもらったまま放ったらかしやった「あほーや日記」のブログサイト、、、、
ぼちぼち書き始めようかと思いますねん

えーと…
何から書いてエエのかようわかりませんけど、、、
とりあえず、、、
みなさん、よろしく〜〜〜!!(笑)


目下アホーヤは、フランスとドイツの国境にあるストラスブール、ゆう街の歌劇場で「マクベス」というヴェルディのオペラを稽古中です。。。

次からは、オペラの練習風景のいろいろなど、書いていこうかと思います

明日の朝早いんで、今日はもう寝ますわぁ〜(笑)

取り急ぎ、ご挨拶まで、でしたぁ

2010.02.16 Tuesday
阿部加奈子 プロフィール
阿部加奈子 (あべかなこ・Kanako ABE)
大阪に生まれ、2歳より母からピアノの手ほどきを受ける。
東京藝術大学音楽学部付属音楽高校、東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、パリ国立高等音楽院(CNSMDP)に入学。エクリチュール、器楽伴奏科の高等教育ディプロマならびにオーケストレーション、楽曲分析の審査員全員一致の1等賞を獲得。
2002年同音楽院指揮科に日本人として初めて入学。指揮法をZsolt Nagy、Peter Eotvos、Janos Furst、John Carewe、Peter Gulke、Tamas Veto、Arie van Beek、Lucas Vis等に師事。
指揮科在学中より、フランス国立管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、オーヴェルニュ室内管弦楽団、ヤナーチェクフィルハーモニー管弦楽団(チェコ)、アンサンブル・イチネレール、パリ国立高等音楽院卒業生および学生オーケストラ等を定期的に指揮。
2000年〜2002年、パリ管弦楽団合唱団稽古ピアニスト。
アーサー・オールドハム、クリストフ・エッシェンバッハ等のもとで研鑽を積む。この間コレペティトゥールとして、パリ・オペラ座、シャトレ座などでの数々のオペラ公演に携わるほか、ピアニストとしても各地で演奏会に出演。
2002年〜2010年、パリ国立高等音楽院トランペット科ならびに金管楽器初見クラスの伴奏者。世界的トランペット奏者エリック・オービエ、ダヴィッド・ゲリエ等と共演を重ねる。
2003年〜2006年、パリ国立高等音楽院サクソフォーンアンサンブル指揮者。フランス各地で新曲初演を含む数々の演奏会を行うほか、オランダ、中国、スロヴェニア、クロアチア、モンテネグロ等への演奏旅行に同行。
2005年よりパリ管弦楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン等の団員有志から成る現代音楽アンサンブル《ムルチラテラル》の音楽監督。
2006年10月、アンサンブル・イチネレールの指揮者として第50回ヴェネツィア・ビエンナーレ現代音楽祭(イタリア)に参加。ミカエル・レヴィナスのオペラ「La conference des oiseaux」を指揮する。
2007年より、パリ国立高等音楽院作曲科学生の新作初演演奏会「Atelier de composition」の指揮者。
2008年より、モンペリエ国立歌劇場の副指揮者として「アイーダ」「ずる賢い未亡人」「ファウスト」「青髭公の城」「ファルスタッフ」「魔笛」等のオペラ公演やオーケストラ公演・録音に携わり、Lawrence Foster, Jerzy Semkow等の指揮補佐を担当。
2009年7月に開催されたフランス国立放送音楽祭では、べッリーニの歌劇「Zaira」、レハールのオペレッタ「Friederike」、それぞれの作品のフランス初演の音楽補佐を務める。
さらに、モンペリエ国立管弦楽団の演奏会を数多く指揮し、2009年12月には、ヴェルディ「椿姫」公演の指揮を担当。
2010年7月、ソウル・デビューを飾る。
2010年10月にはスイス・チューリッヒ歌劇場にてマルク=アンドレ・ダルバヴィの新作オペラ「ジェズアルド」の副指揮を担当。(指揮は作曲者自身)
現在までに、指揮者・ピアニストとして『武満徹作品集』を含む4枚のCDをリリースしたほか、2007年6月に発売された、手兵ムルチラテラルとの録音は「Prix des Lyceens」にノミネートされた。
これまでの主な契約はモンペリエ国立管、トゥール歌劇場、ストラスブール国立歌劇場、ミュルーズ歌劇場、ロレーヌ国立管、ニース・フィル、リール国立管、バスク響、パリ国立音楽院管、アンサンブル・イチネレール、スマッシュ・アンサンブル(スペイン)、アンサンブル・ゼリグなど。 また、音楽監督を務めるアンサンブル・ムルチラテラルMultilateraleとのスペイン、イタリア、南米演奏旅行も予定されている。
夫はフランス人作曲家レジス・カンポ。
大阪に生まれ、2歳より母からピアノの手ほどきを受ける。
東京藝術大学音楽学部付属音楽高校、東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、パリ国立高等音楽院(CNSMDP)に入学。エクリチュール、器楽伴奏科の高等教育ディプロマならびにオーケストレーション、楽曲分析の審査員全員一致の1等賞を獲得。
2002年同音楽院指揮科に日本人として初めて入学。指揮法をZsolt Nagy、Peter Eotvos、Janos Furst、John Carewe、Peter Gulke、Tamas Veto、Arie van Beek、Lucas Vis等に師事。
指揮科在学中より、フランス国立管弦楽団、イル・ド・フランス国立管弦楽団、オーヴェルニュ室内管弦楽団、ヤナーチェクフィルハーモニー管弦楽団(チェコ)、アンサンブル・イチネレール、パリ国立高等音楽院卒業生および学生オーケストラ等を定期的に指揮。
2000年〜2002年、パリ管弦楽団合唱団稽古ピアニスト。
アーサー・オールドハム、クリストフ・エッシェンバッハ等のもとで研鑽を積む。この間コレペティトゥールとして、パリ・オペラ座、シャトレ座などでの数々のオペラ公演に携わるほか、ピアニストとしても各地で演奏会に出演。
2002年〜2010年、パリ国立高等音楽院トランペット科ならびに金管楽器初見クラスの伴奏者。世界的トランペット奏者エリック・オービエ、ダヴィッド・ゲリエ等と共演を重ねる。
2003年〜2006年、パリ国立高等音楽院サクソフォーンアンサンブル指揮者。フランス各地で新曲初演を含む数々の演奏会を行うほか、オランダ、中国、スロヴェニア、クロアチア、モンテネグロ等への演奏旅行に同行。
2005年よりパリ管弦楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン等の団員有志から成る現代音楽アンサンブル《ムルチラテラル》の音楽監督。
2006年10月、アンサンブル・イチネレールの指揮者として第50回ヴェネツィア・ビエンナーレ現代音楽祭(イタリア)に参加。ミカエル・レヴィナスのオペラ「La conference des oiseaux」を指揮する。
2007年より、パリ国立高等音楽院作曲科学生の新作初演演奏会「Atelier de composition」の指揮者。
2008年より、モンペリエ国立歌劇場の副指揮者として「アイーダ」「ずる賢い未亡人」「ファウスト」「青髭公の城」「ファルスタッフ」「魔笛」等のオペラ公演やオーケストラ公演・録音に携わり、Lawrence Foster, Jerzy Semkow等の指揮補佐を担当。
2009年7月に開催されたフランス国立放送音楽祭では、べッリーニの歌劇「Zaira」、レハールのオペレッタ「Friederike」、それぞれの作品のフランス初演の音楽補佐を務める。
さらに、モンペリエ国立管弦楽団の演奏会を数多く指揮し、2009年12月には、ヴェルディ「椿姫」公演の指揮を担当。
2010年7月、ソウル・デビューを飾る。
2010年10月にはスイス・チューリッヒ歌劇場にてマルク=アンドレ・ダルバヴィの新作オペラ「ジェズアルド」の副指揮を担当。(指揮は作曲者自身)
現在までに、指揮者・ピアニストとして『武満徹作品集』を含む4枚のCDをリリースしたほか、2007年6月に発売された、手兵ムルチラテラルとの録音は「Prix des Lyceens」にノミネートされた。
これまでの主な契約はモンペリエ国立管、トゥール歌劇場、ストラスブール国立歌劇場、ミュルーズ歌劇場、ロレーヌ国立管、ニース・フィル、リール国立管、バスク響、パリ国立音楽院管、アンサンブル・イチネレール、スマッシュ・アンサンブル(スペイン)、アンサンブル・ゼリグなど。 また、音楽監督を務めるアンサンブル・ムルチラテラルMultilateraleとのスペイン、イタリア、南米演奏旅行も予定されている。
夫はフランス人作曲家レジス・カンポ。
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